
はじめに
「AIに開発作業を手伝ってもらいたいけど、何をどうインストールすればいいの?」
この記事では、Anthropic社が提供するAI開発アシスタント Claude Code を、人気のエディタ VS Code(Visual Studio Code) で使えるようにするまでの手順を、初心者の方にも分かりやすく解説します。
そもそもClaude Codeって何?
Claude Codeは、日本語や英語で「こうしてほしい」と指示するだけで、AIが開発作業を代わりにやってくれるツールです。
たとえば、こんなことができます:
- 「このファイルのバグを直して」→ AIが原因を特定して修正してくれる
- 「ログイン機能を追加して」→ 必要なファイルや処理をまとめて作ってくれる
- 「この部分、何をしているか説明して」→ 日本語でわかりやすく解説してくれる
通常はターミナル(黒い画面)で使うツールですが、VS Codeの拡張機能を入れると、エディタの中でチャット感覚でAIに相談できるようになります。これが今回のゴールです。
全体の流れ(4ステップ)
作業は大きく4つに分かれます。所要時間は約10〜15分です。
STEP 1 ➜ 必要なものを準備する
STEP 2 ➜ Claude Code本体をインストールする
STEP 3 ➜ ターミナルでログインする(初回のみ)
STEP 4 ➜ VS Codeに拡張機能を入れて使い始める ← ゴール!
それでは順番にやっていきましょう。
STEP 1:必要なものを準備する
1-1. パソコンのOS
以下のいずれかが必要です。
- Mac:macOS 10.15(Catalina)以降
- Windows:Windows 10以降 + WSLまたはGit Bash(後述)
- Linux:Ubuntu 20.04以降 / Debian 10以降
1-2. VS Code(Visual Studio Code)
まだインストールしていない方は、公式サイト からダウンロードしてください。バージョン1.98.0以上が必要です。
すでに入っている場合は、VS Codeを開いて左下の歯車アイコン → 「バージョン情報」でバージョンを確認しましょう。
1-3. Anthropicのアカウント(有料プラン)
Claude Codeは有料サービスです。以下のいずれかが必要です。
プラン | 説明 |
|---|---|
Claude Pro / Max | claude.aiの有料サブスクリプション。個人で使うならこれが一番シンプル |
Claude Console(API課金) | 使った分だけ支払う従量課金。console.anthropic.com で設定 |
Team / Enterprise | チームや企業向け |
💡 どれを選べばいい? 個人で試すなら Claude Pro プラン(月額$20)または Claude Max プラン がおすすめです。https://claude.com/ja-jp/pricing で詳細を確認できます。
1-4. 【Windowsの方のみ】WSL または Git Bash の準備
Claude Codeは、WindowsのコマンドプロンプトやPowerShellだけでは動きません。WSL(Windows Subsystem for Linux) か Git Bash が必要です。
WSLのインストール方法(おすすめ):
- PowerShellを 管理者として 開く(スタートメニューで「PowerShell」を右クリック →「管理者として実行」)
- 以下のコマンドを入力してEnter:
wsl --install
- パソコンを再起動する
- 再起動後、Ubuntuが自動的に起動するので、ユーザー名とパスワードを設定する
これでWSLの準備は完了です。
STEP 2:Claude Code本体をインストールする
Claude Codeの本体はターミナル(コマンドライン)からインストールします。
📝 「ターミナル」とは? パソコンに文字でコマンド(命令)を入力する画面のことです。
- Mac:アプリケーション → ユーティリティ → 「ターミナル」を開く
- Windows(WSL):スタートメニューから「Ubuntu」を開く
- Windows(Git Bash):スタートメニューから「Git Bash」を開く
- Linux:Ctrl+Alt+T でターミナルを開く
Mac の場合
方法A:Homebrew を使う(おすすめ)
Homebrewがインストール済みの方はこちらが一番簡単です。
brew install --cask claude-code
💡 Homebrewって何?まだ入れてない?→ Homebrew公式サイト からインストールできます。ターミナルに1行コピペするだけです。
方法B:インストールスクリプトを使う
Homebrewがなくても大丈夫。以下のコマンドをターミナルにコピー&ペーストしてEnterを押してください。
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash
Windows の場合
WSLのUbuntuターミナルを開いて、以下を実行します。
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash
または、PowerShellから直接インストールすることもできます。
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex
Linux の場合
ターミナルを開いて、以下を実行します。
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash
ちゃんとインストールできたか確認する
インストールが完了したら、以下のコマンドで確認しましょう。
claude --version
バージョン番号が表示されればOKです(例:2.x.x)。
もし「command not found」と表示された場合は、ターミナルを一度閉じて開き直してからもう一度試してください。それでもダメな場合は、以下の環境診断コマンドを実行してみてください。
claude doctor
STEP 3:ログインする(初回のみ)
インストールが完了したら、一度ターミナルからClaude Codeを起動してログインします。この作業は初回だけで、次回以降は自動的にログイン状態が保持されます。
3-1. 適当なフォルダに移動して起動
cd ~/Desktop
claude
📝
cd ~/Desktopは「デスクトップフォルダに移動する」という意味です。他のフォルダでもOKです。
3-2. ログイン方法を選ぶ
起動すると、認証方法の選択画面が表示されます。
- Claude ProやMaxプランの方 → 「Claude App」を選択 → ブラウザが開くのでclaude.aiのアカウントでログイン
- API(Console)課金の方 → 「Claude Console」を選択 → ブラウザが開くのでconsole.anthropic.comのアカウントでログイン
ブラウザでログインが完了すると、ターミナルに戻って使えるようになります。
3-3. 動作確認
ログイン後、試しに何か聞いてみましょう。
> Hello! Can you hear me?
Claudeが返事をしてくれたら成功です! /exit と入力して一旦終了しましょう。
STEP 4:VS Codeの拡張機能をインストールする
ここからが本題です。VS Codeの中でClaude Codeを使えるようにします。
4-1. 拡張機能をインストール
- VS Codeを開く
- 左サイドバーの四角いアイコン(拡張機能)をクリック
- または、キーボードショートカット:
Cmd+Shift+X(Mac)/Ctrl+Shift+X(Windows/Linux)
- または、キーボードショートカット:
- 上部の検索バーに 「Claude Code」 と入力
- 「Claude Code」(発行元:Anthropic) を見つけて 「Install」 をクリック
⚠️ 必ず「Anthropic」が発行元のものを選んでください! 非公式の似た名前の拡張機能が存在するため、間違えないように注意しましょう。
直接リンクからもインストールできます → VS Code Marketplace - Claude Code
4-2. インストール後にやること
インストールが完了したら、VS Codeの中にキラキラマーク(✱ Sparkアイコン) が表示されます。これがClaude Codeの入り口です。
もしアイコンが見つからない場合は:
- VS Codeを再起動する
- コマンドパレット(
Cmd+Shift+P/Ctrl+Shift+P)を開いて「Developer: Reload Window」と入力してEnter
4-3. Claude Codeを開く
以下のどれかの方法でClaude Codeのパネルを開けます。
方法 | 操作 |
|---|---|
Sparkアイコン | サイドバーまたは画面右上の ✱ マークをクリック |
コマンドパレット |
|
ステータスバー | VS Codeの画面右下にある「✱ Claude Code」をクリック |
4-4. 使ってみよう!
パネルが開いたら、チャットのようにメッセージを入力するだけです。
例1:ファイルの中身を理解したいとき
このファイルの内容を説明して
例2:エラーを直してほしいとき
エラーが出ているので原因を調べて修正して
例3:新しい機能を作ってほしいとき
ログイン機能を追加して
Claudeがファイルを変更したい場合は、変更前と変更後の比較(Diff)が表示されます。内容を確認して「Accept(承認)」または「Reject(拒否)」を選べるので、勝手に書き換わる心配はありません。
知っておくと便利な機能
VS Code拡張機能には、作業を効率化する便利な機能がたくさんあります。
@メンションでファイルを指定
プロンプトの中で @ファイル名 と書くと、そのファイルの内容をClaudeに伝えられます。
@src/app.ts のエラーを修正して
気になる箇所を選択した状態で Option+K(Mac)/ Alt+K(Windows/Linux)を押すと、選択範囲の情報が自動的に入力されます。
Plan Mode(計画モード)
Claudeに「まず計画を立ててから実行して」と指示できます。いきなりファイルが変更されるのが不安な場合に便利です。計画を確認してから「OK、実行して」と進められます。
Auto-accept Mode(自動承認モード)
Claudeの変更をいちいち確認せず、自動的に適用するモードです。信頼できる作業では効率アップしますが、慣れるまではOFFにしておくのがおすすめです。
Extended Thinking(拡張思考)
プロンプト入力欄の右下にあるボタンで切り替えられます。ONにすると、Claudeがどのように考えたかのプロセスを確認できます。複雑な問題を解決したいときに役立ちます。
よくあるトラブルと解決方法
❌ 「command not found: claude」と表示される
→ ターミナルを閉じて開き直してください。それでもダメな場合は、STEP 2のインストールからやり直してみてください。
❌ VS Codeの拡張機能が見つからない
→ VS Codeのバージョンが1.98.0以上か確認してください。古い場合はVS Codeをアップデートしましょう。
❌ 拡張機能をインストールしたのにSparkアイコンが出ない
→ VS Codeを再起動するか、コマンドパレットで「Developer: Reload Window」を実行してください。
❌ ログインできない / 認証エラーが出る
→ 有料プランに加入しているか確認してください。無料プランではClaude Codeは使えません。
❌ Claudeが応答しない
→ インターネット接続を確認してください。接続に問題がなければ、新しい会話を開始してみてください。それでも解決しない場合は、ターミナルで直接 claude コマンドを実行すると、より詳しいエラーメッセージが表示されることがあります。
まとめ
STEP 1 ✅ VS Code・有料アカウント・(Windowsの場合はWSL)を準備
STEP 2 ✅ ターミナルでClaude Code本体をインストール
STEP 3 ✅ ターミナルからclaude を起動してログイン(初回のみ)
STEP 4 ✅ VS Codeの拡張機能「Claude Code(Anthropic公式)」をインストール
ここまでできれば、VS Codeの中でAIアシスタントと一緒に開発を進められる環境が整いました。あとはどんどん話しかけて、Claude Codeの便利さを体感してみてください!
参考リンク
- Claude Code 公式ドキュメント - セットアップ
- Claude Code 公式ドキュメント - VS Code
- VS Code Marketplace - Claude Code
- VS Code ダウンロード
ClaudeCodeで使って実際に作ったプロダクトはこちら
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